cocoronocacari essay

読むことで救われてきた。書くことで未来を手繰り寄せる

2017.10.3

今週のお題「読書の秋」

印象に残っているのは、中学生の時に読んだ「ぼくらの7日間戦争」で、宗田理ぼくらシリーズはそこに端を発して全て読破することになる。高校に入ると星新一SF小説に没頭した、読書は思春期の自己同一性の危機からしばし逃避できる幸せな時間だった。宮沢賢治銀河鉄道の夜」、太宰治人間失格」、室生犀星或る少女の死まで」、ゲーテ「詩集」「若きウェイテルの悩み」、ヘッセ「車輪の下」、カフカ「変身」など、高校3年間で古典文学のいろははある程度読んだように思う。一番衝撃的だった「完全自殺マニュアル」は自殺方法を淡々と科学的に記した意欲作だが、感じたことは「死ぬのは簡単、ならばやれるところまで生きてみよう」ということだった。大学に入ってからは、村上春樹村上龍鷺沢萠遠藤周作星野道夫などを好むようになった。これらの作品全て、おそらく今この年齢で読んだら琴線に触れないだろう。その時の精神発達課題や状況にマッチした作品だからこころに残っている、自分にとっては大切な本達だ。